ちゃんみな

ビッグ・フィッシュのちゃんみなのレビュー・感想・評価

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
3.4
ファンタジー


父エドワードの武勇伝を何度も何度も何度も聞かされうんざりする息子、ウィル。父の話の中には嘘みたいな登場人物ばかりが出てくる。子供の頃だけでなく、現在(病気でベッドから動けなくなっている)も変わらず同じ話を繰り返す父。

魔女のガラスの目に映った自分の死に様の話や、街に現れた巨人と旅する話、旅の途中で訪れた美しい街の話。またその旅の途中でサーカスに訪れ、そこでサンドラに一目惚れする。サンドラに再会するためサーカスでただ働きを始めるエドワード。

やっと住んでるところを教えてもらい、猛烈アプローチをしてサンドラを手に入れる。だがしかし徴兵され戦地へ。とにかく早く帰りたいので、危険な任務にもガンガン参加。その辺で体のくっついた双子の美女と仲間になる。そして帰還。

ウィルはそんなホラばっかりの父が怪しく思え、物置で見つけた手紙を頼りに美しい街へ行く。そこでヘレナボムカーターに、エドワードにとってここが空想でウィルたちのいる世界が現実なんだと教えられる。

父の元へ行き、死際のエドワードに俺の死ぬ時の話をしてくれと言われるウィル。そんな話は聞いたことなかったが、作り話をするウィル。内容は2人で病院を出て、川へ向かうと、今までの登場人物がみんな待っていて、川にエドワードを流すと、ビッグフィッシュとなって元気に泳いでいくというものであった。

それを聞いたエドワードは、その通りだ。と答えて目を閉じる。そして、エドワードのお葬式では、今までエドワードが話したホラ話の登場人物が勢揃いしていた。話は嘘ではなかったのだ。

そしてウィルは自分の息子にエドワードのことを語り継ぐのであった。


ファンタジーとリアルの部分が非常に曖昧だった。だけどそんなことはどうでもいいのだ。どれが嘘でどれが本当でもどうだっていい。いいじゃないかワクワクすれば、という意志が伝わってくる。気がした。


エドワードがサンドラの好きな水仙をめいっぱい広げてアプローチするところやっぱりいいわね〜〜。サンドラかわいすぎる!顔が!!!!!!!!!!!!!


そしてやっぱりお葬式。たっっくさんのひとが集まったんだけど、みんなどこか知ってる気がする。あれ、みんなお父さんの話に出てきたひとじゃないか???ってなって笑顔になるシーンよかったね〜


まあ総括としては独特な映画だったということは間違いない。不思議系。


2003年 アメリカ ティムバートン