のす

驟雨ののすのレビュー・感想・評価

驟雨(1956年製作の映画)
3.9
結婚して4年。倦怠期の夫婦に起こる様々な出来事を軽快なリズムで描く作品。割と暗い方に行きがちなテーマではあるけど、重くなりすぎないのが良い。割とシュールでちょっと笑える場面も多かった。何でもしっかりと言い、すれ違う男と女。どちらも一理ある。この時代のイメージと違って両方ともあまり丸めこまれないのがいい。庶民的な妻役の原節子。旦那は佐野周二。このお二人のテンポが妙に合ってて好きだった。小林桂樹はやっぱり正統派。

なんとかざんすって言うオバさんって本当に居たんだ。紙風船最高。
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