驟雨の作品情報・感想・評価・動画配信

『驟雨』に投稿された感想・評価

4.3

倦怠期の夫婦を描いた成瀬巳喜男監督作品。原節子、佐野周二主演。

各々が不満をぶつけ合う近所の集会の厭らしさ、帰宅後の本作中でもっとも直截的な物言いによる夫婦喧嘩。
翌朝、裏庭に飛んできた紙風船を力…

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あぁ
4.7

風船遊びで夫婦を救済してしまうハートフルなラスト。今まで観た成瀬の中でも一番好きなラストでした。ヤマはないが、オチは完璧な一作。

ラスト、もう何事にもときめかない年頃に、ふと童心が呼び起こされ、生…

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倦怠期夫婦の心の機微を描く戦後11年目の小市民映画。成瀬監督のファンから支持される通好みの一本。岸田國士の戯曲群をもとに「浮雲」(1955)の水木洋子が脚色。驟雨(しゅうう)とは「にわか雨」の意味。…

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nuruko
4.5

おもしろい。最後はもう声を出して笑ってしまった。夫婦の悲喜交々がユーモアたっぷりに描かれている。

佐野周二と原節子が倦怠期の子なし夫婦を演じているのだけど、それがとてもリアル。休みの日に遅く起きて…

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鴨
4.2
・『めし』アップデート版
・原節子の激強パンチライン
・紙風船あたふた◎
4.3
香りたってくるような彼らの暮らしぶりや、夫婦二人が記号的なキャラではなく妙にうねり屈折した人間として描かれていることが、なんとなくの居心地の良さを醸し出していた。
親指
-

オールピアノのアルペジオの劇伴が逆に斬新。
ショットの切り替えにどこかポンジュノを感じる。
演出助手の廣澤榮によると、野良犬は成瀬の強いこだわりにより「べったら色」をしているらしい。べったら漬けの色…

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倦怠期を迎えた子供のいない夫婦が繰り広げる“犬も食わない”夫婦喧嘩“をコミカルに描いた凡作と見なされる本作だが、本当にそうであろうか。『めし』、『山の音』で主役に迎えられた原節子を成瀬巳喜男は本作で…

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成瀬巳喜男✖️原節子
芥川賞の選考委員も務めた岸田國士の戯曲が原作

とある夫婦の、いつもと変わらない日曜日が始まる…

今まで観てきた成瀬巳喜男作品の中では、一番良かった
二つの夫婦の対照も面白か…

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日常の中に潜む夫婦の噛み合わなさを細やかに演出する成瀬らしい作品。隣家の夫婦や新婚の姪、多くない登場人物が見事に効いている。どこか斜に構えた見栄っぱりの夫を演じた佐野周二もいい。なんだかんだと言った…

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