夫婦の間に降り掛かってくる問題は割りと深刻なのだが、不思議とそこまで重さはなく、基本的に笑ってみてられるが、時折、容易には解決し得ない影が差し込み、なんとか続いていくのか、破局を迎えるか最後までわか…
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倦怠期を迎えている結婚4年目の夫婦が描かれている作品。全体的に気だるい雰囲気が流れている。
夫婦はあくびやため息が移るほど近い関係である。
「男の生活に従う努力は…犠牲を払っています」
結婚に対す…
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映画に到達点というものはある。どこに行き着くのか、どの瞬間のために積み重ねられた時間だったのか。だから道のりがどんなに居心地悪く批判的でしかあれなくともその到達点によっては好きだった素晴らしいと思う…
>>続きを読む素晴らしい。あの原節子が自分と同じ庶民的な悩みを抱えてるだなんて。と当時の観客が思ったかどうかは知らないが。こういう自己投影もありなのか。あくまで原節子ありきだけども、朝の鮭定食のような素朴に贅沢な…
>>続きを読む1956年にこんな映画を作っていたとは。
専業主婦が当たり前。
女は男の三歩後ろを歩くのが当たり前だった時代に、
強く逞しく生きる女達。
小津映画ではいつも慎ましやかな女性を演じていたが、
成瀬映…
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人間対人間。
最後手前ちょっとうとついて寝てしまったけれど。紙風船バンババン。
蕎麦屋の切符でいったいいくつの蕎麦が買えるのだろう。
左手前に笑い上戸なひとがいた。かなりささいなことでも笑っ…