No.3881
ディカプリオの「ただ物じゃない感」も凄いが、「老いた」アーミー・ハマーの哀愁漂いまくりの演技に注目!!
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この2人に加え、ナオミ・ワッツやジョシュ・ルーカス、ジュディ・デンチと、演技巧者が揃っているのに、なんと残念な仕上がりか・・
「結局イーストウッドはフーバーを”そういう風”に描きたかったのか」ということが丸見えで、はっきり言って、めちゃめちゃダサい。
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ダサいどころか、卑怯とすら思う。なにが卑怯か。
絶大な権力を持ち、大統領をも恐れさせた男の「裏の顔」を描くのに、
彼の性的指向まで見せるのは、はっきり言って卑怯。人権侵害も甚だしい。フーバーとトルソンの仲が公然の秘密であったとしても、だ。
あー、イーストウッドには、同性愛者ってこういう風に見えてるんだーって、幻滅した。
フーバーと母親の関係も、なんでこんなよくわからん描き方をするのか・・。そんなにフーバーをマザコンにしたい? 母親の影響下から逃れられなかった哀れな男にしたい??
人間の描き方において、なにか大きな勘違いをしちゃったイーストウッドさん。
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トルソンとフーバーが喧嘩するシーンで、トルソンが急に大声を出してヒステリックになったり、暴力を振るったり、
ゲイに対するすげー偏見wwwwww
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どうせ裏の顔を描きたかったんなら、彼のプライベートに土足で入り込むんじゃなくて、
もっと「コンフリクト(衝突)」を見せてほしかった。
フーバーと、彼を追い落とそうとした大物政治家や、歴代大統領たちとの衝突、闘争、駆け引きという「コンフリクト」を中心に描いていたら、
それこそ全盛期のオリヴァー・ストーンのような超絶見ごたえのある作品になっていただろう。