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七人の侍のkaitomoのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
3.8
哀れな百姓共を救うため、七人の侍が野武士に立ち向かう。
それだけと言えばそれだけだが、魅力的な侍チームのキャラクターが立っているのと、百姓も一筋縄ではいかない陰があるのが良い。
序盤は陰鬱だが、徐々に仲間が増えていって徐々に楽しくなっていく感じが好き。
アクション面では、目の前で起きているかのような、泥臭い乱闘も面白いのだが、敵が弱すぎる。頭数として百姓達もいるので、強そうな侍が7人揃った時点で、四十騎程度の野武士ごときに負ける気がしない。実際、犠牲者は出るもののさほど苦戦もせず、あまりハラハラはさせてもらえなかった。
映像や脚本のクオリティは文句なしだが、セリフは非常に聞き取りづらい。
そして菊千代が終始はしゃぎすぎて、浮いてるように見えた。百姓の気持ちを理解し、シリアスに怒るところとかはめちゃくちゃ良いんだが。
宮口精二がやたらかっこ良かった。
#15年ぶりくらい二度目の鑑賞
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