坂本くろみ

七人の侍の坂本くろみのネタバレレビュー・内容・結末

七人の侍(1954年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

初視聴年:不明  再評価:2022
子供の頃から過去何度か見たことがあって、印象に残るシーンはあれどストーリーが昔過ぎて覚えてないなと思って見返した作品。
その甲斐があって印象に残るシーンはより鮮明な目線で見られたし音声が聞き取りにくいと聞いた割にはストーリーも把握しやすく、中々充実した視聴体験だった。

侍達が仲間を募る場面はどの侍もキャラが立ってるというか、中々個性的な面々が集まっていって面白いなと思って見ていたのだけど、菊千代が登場してから、キャラがあまりにも濃すぎてかなり驚いた。
あの侍が好きだなと思っていたら菊千代がとにかく喋るので相対的に場面の口数は減っていくし、設定まで後の展開に効いてくるキャラをしているから印象的な場面が菊千代の語りになってしまったりとアグレッシブなあまりグイグイ出番を食っていくので仲間入りする前後で作品の印象的が変わっていくのを感じたので強烈だ、と思った。