きのぴ

七人の侍のきのぴのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
4.2
なんて構成力だろう。七人それぞれの魅力や心情描写も確かに物凄いけど、起承転結に忠実な王道展開でいて、尚かつ観る人を3時間半近く釘付けにする構成力に恐れ入る。侍集めから、準備、奇襲、緊迫の防衛戦まで、自然な流れの中でそれぞれに見所が詰まっていた。百姓の見え方が全編を通して少しずつ変化していくのも面白い。
推しを一人選ぶとするとやっぱり菊千代だなぁ。侍たちに百姓の苦境を説くシーンが堪らなかった。
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