無名の人

七人の侍の無名の人のネタバレレビュー・内容・結末

七人の侍(1954年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

全てのジャンルが入ってる
と言ってもいいほど

いろんなものが
奇跡的なバランスで
作られている。


この映画ではもはや、
黒澤が凄いのか三船が凄いのか
わからない。



2015/3/9 再鑑賞。

前回はレンタルでしたが
今回はBlu-rayで観ました。


チャップリンが
『人生はクローズアップで見れば悲劇だが
ロングショットで見れば喜劇だ。』
と言いました。

素晴らしい言葉です。


しかしこの映画はむしろ逆で
三時間全部みると悲劇になるんですが
30分ずつに分けるてみると
もしかしたら喜劇、娯楽映画として
とらえれるかもしれません。



でも本当に30分ぐらいに分けても
楽しいでしょうね。


この映画の大きな盛り上がりというか
名シーンって
5つぐらいありませんか?


僕は【駅馬車】の感想の時に
2つ盛り上がりを作ったのは
発明と言いましたが


ジョンフォードを崇拝する
黒澤さんは
ジョンフォードに
引導を渡したんじゃないでしょうか
それぐらい力強いシーンが多い。



しかし友達に勧めても
あまり観てくれませんね。

テレビ放送もないですし。


ゆとり世代に
こういう映画を見る機会は
もうないのでしょうか?




この前なんか
七人の侍面白いよ
と勧めたんですが
友達は
『絶対おもんないわ』
とバッサリ。



みてもないのに
決めつけるのもおかしな話ですが
それ以前に
こんな有名な作品を
友達が面白いと言ってるのだから
絶対面白いんだろうな。
と僕なら思います。


まぁ、それでも誰かに
見てもらいたいので
みんなに勧めたいと思います。




日本人が見るべき
映画のリストがあるとするなら
一番上に書いとくべき映画です。


世界映画の名作を母国語で観れる
これだけで観る価値は
じゅうぶんにあるはずなんです。
無名の人

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