1954年公開
監督:黒澤明
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野武士の襲来におびえる農民が、7人の侍を雇い入れ村の防衛を図るお話。
人間のエネルギーが、すごい。映画は時代性を吸い取って作られるものだと思うんだけど、これが54年の空気を吸って作られた映画なのかと思うと、やっぱり近年作られる邦画のそれとは全然違う。
三船敏郎はじめ、俳優陣もなんというか、肉体、骨格から全然違ってさ。「のぼうの城」観たからいうわけじゃないけど、この汚さとかゴツさは、今じゃ作れないのかもしれない。
本当に多くの映画に参考にされた古典作品を観て、いろいろと脳で方々の作品がつながって、ああやっぱりもっと古典を観ないとなあと思ったわけです。
2012年12月16日