2022年公開
監督 ： 大九明子
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ある若い二人の結婚式で、さまざまな関係者の皆さんの悲喜交々が交錯して、ドタバタしていくお話。
結局ほとんどの人は自分のことしか考えてないから、その前提で「他人の幸せに半日付き合わす」という儀式にあたった方がほどほどちょうどいいのよっていう物語。みんなが自分のことばっかり考えると、その「みんなで分け持っている共有のリソース」が枯渇するっていうのは、式の時間から地球資源までなんでも普遍的に同じであって、そうするとその「わがままの皺寄せをなんとかするお仕事」がうまいこと生じるわけで、今作のウェディングプランナーは要するにそういう人として描かれていて、そんな「制限と尻拭い役」の関係性が、バカリズム脚本っぽいです。
大九監督のちょっとファンシーで幽玄な感じと、決して相性がいいとはいえない気がしたのだけど、あんまり深いこと考えずに、疲れた金曜の夜にちょうどいい作品でした。
