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七人の侍のkmfのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
5.0
偵察にやってきた敵方の野武士をひっ捕らえ集落へ戻り洗いざらい情報を聞き出した後、命乞いをする哀れな武士に怒りを露わにする村人たちを牽制するも、息子を野武士集団に殺された老婆が鍬を持ってよろよろと立ち上がり復讐を口にするのを見るや、止める権利は誰にも無いと悟るシーン、どんな行為もそれぞれの立場から見ればすべて正しいという矛盾含みの真理が悲しい。
両親が産まれた年の映画。まったく色あせてない、というか色のない表現だからこそ想像を掻き立てる画の連続。
志村喬と千秋実の役どころがすきです。
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