あるぱか

七人の侍のあるぱかのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
5.0
満を持して!!日本が誇る最高峰の作品、「七人の侍」を500本目のレビューに記録しよう!

この映画を初めて見たのは高校1年。映画にどハマりしてすぐの頃、もう夜が遅いというのにこっそり家のリビングでみたのを覚えてる。
この時感じた、“面白かった”という感想は、この作品の良さを何も捉えてはいなかった。きっとまた時間が経ってからみれば、新たな発見が生まれるのだろうと確信できるほどの傑作…。

男達のアツい「魂」の鼓動が画面を越えて伝わってくる!
吹き荒れる風、燃え盛る炎、降り注ぐ雨、そんな中役者達は全速力で駆け抜ける。もう全てのシーンを100%、いや2億%で演じきってる。
剽軽な猿みたいな菊千代の、たまの心の叫びがズシンと響く。野生的で身勝手に見える一方で、繊細な心を持ち、同じ痛みを分かち合う百姓を思い涙を流す様は見る者の心を打つ。他の侍を引き立て、侍と農民との関係性を如実に表す菊千代の人となりを巧みに描写していると感じた。世界のミフネ!!

なんでこんなに面白いんだろう。わけわからんくなってきたぞ!!

「この飯、おろそかには食わんぞ」
かっこよ、、
あるぱか

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