いずれは観たいと思っていた。
ついにその日が訪れた。
観始めるその時まで
「名作と言われも
60年も昔の作品だから
古くさくて、少し飽きるかも?」
などと高を括っていたが、
とんでもない、勘違いだった!
飽きさせるどころか
始まりから終わりまで
ぐいぐいと引き付けられた。
前後半併せて三時間半という長さを
全く感じることはなかった。
現代の映画のような、
派手な演出はない。
しかし、土や埃や雨粒の質感と匂いが
余りにもリアルに感じるその映像美が
万人の心に深い感銘を与えるのだろう。
時代を超越した本当の傑作だった。