重い腰をあげて、黒澤作品に手を出す。
いくら見るべきだと言われても、このご時世に白黒で3時間の映画なんて…
実際に見てみて、もっと早く見るべきだった、とか、衝撃を受けた、とか、そういう感想を持つものじゃなかった。
たぶん、ビートルズを聞いている感覚。
かっぱえびせんを食べている感覚。
初めて見たのにどこか懐かしいというか、つまらないところは無く、飽きずに、面白いな〜って思っていたら最後まで見ていた。
それは、あらゆる映画の起源となっているからかもしれないし、あまりに有名でストーリーをなんとなく知っていたからかもしれないし、はたまた、荒野の七人の方を先に見ていたからかもしれない。
何にせよ、面白かった。
その証拠に、この後すぐに別の作品を見ることにした。