えぬ

2046のえぬのレビュー・感想・評価

2046(2004年製作の映画)
4.1
梁朝偉の色気がすごすぎるのと、作品をたくさん観てるわけじゃないけど張國榮へのオマージュに溢れてて、休憩しながら観た。。。『欲望の翼』『花様年華』に続く、60年代の3作目。ミミ(ルル)、脚のない小鳥の話、xavier cugatは『欲望の翼』、ちゃんと見れないけど「Oriental Hotel」(?)からはレスリーを強く思い出さずにはいられなくて、しんどかった。
梁朝偉のキャラクターは『花様年華』を引き継いでて、求めていたものを得られなかったチャウが過去に囚われてしまう。2047から2046をのぞくチャウ。2046には自分の失ったものがあると信じてたのかもしれない。小説をハッピーエンドにしなかったのも結局は2047も何かを失ってしまうから。2046は香港の一国二制度が完全に終わる最後の年。王家衛の愛した60年代の香港はもちろん変わってきたけど、完全に失われてしまう2047。でも2047には何か希望があるかもしれない。少しそんなことを感じました。
変わらないものはあると思う?
えぬ

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