jazzの部屋

2046のjazzの部屋のレビュー・感想・評価

2046(2004年製作の映画)
3.7
作家チャウの体験談と小説2046が交差する物語。
過去に引きづられながらも永遠の愛を求めるテーマは同監督の花様年華を発展させたような物語。
相変わらずモダンで美麗な描写は視覚的で詩的表現はグッと来る。
作品が重なるほど渋い恋模様になっているのも良かった。
個人的に観たウォンカーウァイの作品ではランクは下がるが文学的に愛の永遠性を淡々と映す描写の数々は痺れる。
その曖昧なサインは意味があるのか無いのか?取り留めようもない部分で広がる心模様をスタイリッシュに描けるのは同監督の唯一性を感じた。
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