えす

マイアミ・バイスのえすのレビュー・感想・評価

マイアミ・バイス(2006年製作の映画)
4.1
最高のメロドラマ。去り行くコン・リーとそれを見送るコリン・ファレルの視線の交錯によってそれは始まり、完結する。夜の街に負けないくらいパワーボートが官能的で良かった。船内でハンドルを預けるなどして男女の身体が近づき、会話の切り返しから俯瞰に切り替わった瞬間の圧倒的開放感。冒頭の車内でぶっ飛ぶ片腕や、人質救出におけるエリザベス・ロドリゲスの射撃など弾丸の重みが素晴らしい。そして行き着く先はやはり海。
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