なんやこの全編に漂うダサさは?
マイケルマンはもしかしてこれをスタイリッシュやと勘違いしてるんか?
でもまぁ、この手のクライムアクションはやっぱ嫌いじゃない。
言っても、あのハードボイルドアクションの傑作"ヒート"を撮った監督やし、
それなりの重厚感はある。
ダサさもさることながら、このかったるさ
てか、テンポの悪さ
これは間違いなくわざとやろうな。
この余裕のある時間の使い方がかっこいいと、思ってしまったんやろう。
ダサいダサいって言ってるけど、もっと言えばクサい。
そして圧倒的にユーモアがない。
80年代のスカしたラブロマンスみたいな、無駄なギラギラ感。
それがこの映画の雰囲気を構築してる
で、ラストあたりの銃撃戦は(夜の港が舞台ということもあって、誰が誰かわからんことを除けば)流石の迫力
最後の最後も、スカしたままエンドロールへ突入
最初から最後までとことんクサい。
中途半端じゃない、突き抜けてる分、やっぱ嫌いにはなれない。