えっちゃん

美少女戦士セーラームーンSuperS セーラー9戦士集結! ブラック・ドリーム・ホールの奇跡のえっちゃんのレビュー・感想・評価

3.0
セーラームーンシリーズの劇場版第3作。
ハーメルンの笛吹き的なシーンから始まりますが、あれの怖さったらない!笑
本当にこれセーラームーンだっけ?と思わず一時停止してタイトル確認し直しました。

セーラームーンの劇場版といえば、第1作は孤独との向き合い方について、第2作は相手を思うこととは、と勧善懲悪の王道を行くストーリーに潜められた主題がしっかりしていて、それがまた大人でも映画として充分に楽しめる要因の1つかなと思うのですが。
当作で言えばなんだろうと考えた時、冒頭の母と子についての会話シークエンスだったり、伝説の『大人になった方が楽しいことがいっぱいあるのに、余計なお世話よね』というセリフだったり、と大人であることとは、子供であることとはについてとにかく強調されます。
もともと少女漫画で、子供たちに大きくなったらこうなりたい、と夢を見せる存在であったセーラームーンシリーズのある種原点のようなテーマなのかなという気もします。