ピッコロ

ゴールデンボーイのピッコロのレビュー・感想・評価

ゴールデンボーイ(1998年製作の映画)
3.8
汚名は一生消えない

スティーヴン・キング原作。
ブライアン・シンガー監督作品。
(この監督は、今いろいろあって大変な人。「ボヘミアン・ラブソディ」楽しみだけど、不安の方が大きい。)

ホロコーストに興味がある主人公。
近所に、元ナチ将校が住んでることを突き止め、ナチ将校の証拠、指紋、写真を集めてバラされたくなければユダヤ人虐殺について話をしろと脅す。最初は主人公に主導権が握られていたが、やがて主人公も次第に弱みを握られ立場が逆転していく。この、二人の駆け引きが面白い。

そして、感情が爆発し、踏み込んではいけない領域に。

人間の好奇心。普段の生活では知りえない事ほど知りたくなる。
この映画の場合は、ユダヤ人虐殺。
人間の知りたい欲求っていうのは、つきることはないのかなぁ。

好奇心だけで、近づいてはいけないものもありますよ。という教訓のような映画。この主人公のように、我々人間は醜い生き物。何かしらの欲求を求めて生きている。

それが暴走するとユダヤ人虐殺したナチのように恐ろしい存在に変わりますよと警告しているのかもしれない。

wowow
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