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タンク・ガールのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

タンク・ガール(1995年製作の映画)
4.3
イギリスの人気雑誌“デッドライン"に掲載されてた人気コミックの映画化。 
2033年の近未来。巨大彗星の衝突で、地球はほぼ壊滅状態で砂漠と化していた。そんな状況下でも、タフで自由奔放に生きているレベッカ・バック(ロリ・ペティ)は、水と電力を独占する悪党組織ウォーター&パワーからそれらを盗んでは、仲間らと共に明るく生きていた。しかしある日、盗みがばれてしまい、恋人や仲間は殺され、レベッカは軍団に捕らえられて強制労働させられてしまう。しかしそこで出会った女性飛行機エンジニアのジェット・ガール(ナオミ・ワッツ)と意気投合したレベッカは、タンクを盗んで逃亡し、悪党組織ウォーター&パワーに最後の対決を挑む。イギリスのカルトSFコミックを元にしているだけに、レベッカのパンクファッションやレベッカとジェット・ガールの男なんて目じゃない権力のあるクソ野郎をおちょくりからかわずにいられない退屈を嫌いやりたいことをやりまくるロックな過激な言動は、今見ても新鮮です。時々引用される原作コミックやガジェットやアニメのとんがったパンクなストリートアートのようなざらついたかっこよさ、全編に流れるイギーポップやビョークなどパンクやオルタナティブロック、今見ても新鮮なストリート感覚に溢れたガールズSFアクション映画です。 ロリ・ペティのとんがったパンクな魅力、地味な理系女子からタフな女になるナオミ・ワッツの魅力が、印象的です。
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