前作の半分歴史映画だった感じよりもストーリーやアクションがエンタメ映画として特化されているため非常に見やすくなっている。そこが気に入らない人もいるみたいだが…
今作の敵である西洋人のボクサーは前作の三浦とは打って変わって、ボクサーとしての腕はあるが人間としての魅力が欠片もない差別的で傲慢なチャンピオンである。本国の人が観たらどう思うかはさておき、その強敵に立ち向かうというストーリーはオーソドックスな香港映画のスタイルである。
また今作ではようやくイップ・マンの下にも弟子が出来、弟子たちが育っていく様子もまた観ていてほっこりさせられる。
前作ではかなりの悪者だったカム師匠がすっかり更生して心強い味方になってくれているのだが、前作で全然好きになれず、でもめっちゃ良いキャラになってるので正直複雑な気持ちである…。
本編ラストにはイップ・マン3に繋がる"あの人"が遂に登場。日本での公開予定はないんですかね…