ついに出会ってしまった。
私の中のラブストーリーの5.0
この先並ぶ事はあっても、私の中でこれを越えられる映画は出ないだろう。
まず設定がドンピシャ好み過ぎ。
アイオワ州の田舎、大自然と農作物と噂話しか楽しみのない近所、献身的な妻と旦那、健全に育っている2人の子供達と可愛すぎる犬。ツインピークス等に代表される、80~90年代のカフェ。ここは町民の溜まり場であり、食堂的役割だ。
無機質な毎日とそこにいることが当たり前になっている家族、突然訪れる非現実の刺激、誘惑。言葉にすると激しく聴こえるが、これは決して異常性を表現した映画ではない。誰にでもありうる、際どい絶妙な刺激と誘惑を、言葉や仕草、行動でじわじわと美しく、艶やかに、こちらが息を呑む程ゆっくりと魅せてくれる。
うっとりし、胸が締め付けられ、ドキドキする。こんな絶妙でピュアなラブストーリーなんて、もう二度と作れないだろう。大好きです。
