都会を走る猫

桐島、部活やめるってよの都会を走る猫のレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
5.0
素晴らしい原作改変!
エンディング(屋上シーン〜)は原作以上のカタルシスをもたらしてくれた。
恐らく、高校生の時に一度観たはずなのだが、当時は「???」ってなった記憶がある。
少しは大人になった今だからこそ、"あの世界"を俯瞰して省みることが出来るからこそ、感じられるものがあった。
登場人物それぞれの性格、立場、従属関係などが非常にリアルに描かれていて、「あ〜、こんな奴いたわ〜。」ってなったり、自分を投影したようなキャラが出てきてなんか気持ち悪くなったり。観た人とっ捕まえて自分語りしたくなるよう映画だった。
後、エンドロールで宏樹( )になってるのめちゃくちゃオシャレな終わり方だなって思った。
原作も250ページくらいで気軽に読めるのでオススメです。一人一人の心情に理解が深まりより楽しめると思います。