このレビューはネタバレを含みます
・本当に高校のリアルにこだわった感じの映画。
・セリフの一つ一つがあー言いそうだなと思わせてくる。特に神木龍之介とかは役にはまっていて良かった。「うるせえよ」と棒読みで無理に言う感じとか
・人がイライラしている時の理不尽な態度とか。バレー部のゴリラや、イケイケ女二人とかの態度。「あーもう意味わかんないやつに絡まれるし」とか
・ラストシーンの夕暮れが綺麗だった。物語も終わりなんだなって雰囲気でわかった。
・登場人物の中で、成長や変化が見られたのは、ヒロキ以外の登場人物はほとんどブレない。そこら辺がすごく日常っぽい。そう人は簡単に変わらないんだと。
・神木龍之介が表紙になっているが、彼が主人公になっているわけではない。あくまでも冴えない映画少年。
・神木龍之介は作品によって雰囲気がすごく変わる。今回はヒエラルキーの低い存在として輝いていた。特に東出と並ぶと際立つ。そんな神木が夕焼けを背景にしてからは、すごくカッコよく見える。好きなことを語っているのがかっこいいと東出も思ったのかも。
・吹奏女子はけっこう腹が立った。相当回りくどいことをして、人にも意地を張ってでめんどいなと。
・そんなリアルな日常を1時間以上かけて描いて、それをヒエラルキー最底辺の男たちがイケイケグループとかを襲って行く姿は最高にロックだった。溜まった鬱憤を吐き出すようにどんどん襲って行く。自分は笑いながら観ていた。予想外の展開すぎた。最後に非日常的になった感じ。
・ショックなシーンを見てしまった吹奏女子は、演奏がうまくいって、すこしだけなんとかやっていけるかもと思ったかも。部活に逃避するように打ち込む
これが本来正しかったんだとか
恋以外を頑張ればいいとか
思ってんのかなと