桐島、部活やめるってよの平太郎のレビュー・感想・評価

原作のイメージを壊さず、映画的な特性を活かした視覚や聴覚に訴えてくる演出が見事だった。
登場人物の実在感も素晴らしく、キャスティングも完璧だと感じた。
キラキラ輝いていたと美化してしまいがちな学生時代の思い出だが、あの年頃特有の同調圧力や仲間の中で感じる一種の孤独を思い起こさせられた。
鑑賞後感は決して良くはないが、映画体験としては素晴らしいことだと思う。