当時話題になったこの作品。
「〇〇、〇〇ってよ」と会話の中に文字ったりもした覚えがある。
今更ながら鑑賞。
話の内容はなんてことのない学生生活なのだが、見せ方が面白い。
同じ時間軸を視点を変え見せることで、同じ出来事なのに捉え方や伝わる感情が異なるように感じる。
まさしく学生生活ってそうだよね。
陰キャと陽キャ。
男子と女子。
運動部と文化部。
イケメン美女とその他。
など、実際はもっと細かいと思うが、自分のポジションというか置かれる立場によって写り方がまるで違う。
そして絶妙なバランスで回ってることが多い。
今作で言えば、ただ「桐島が部活を辞める」という事象がそのバランスに影響を与え、桐島以外の学生たちの関係性や学生生活に小さくも大きな変化をもたらす。
学生生活は今や遠い昔になってしまったが、学生時代や卒業して間もない頃に鑑賞していたら、また感じ方も違ったことでしょう。
また、今作の誰に自分を重ね合わせて見るかによっても感じ方は変わるでしょう。
青春の数ページを興味深く切り取っていたと思います。
それにしても桐島、何者よ。笑
桐島出ると思ったら出ぇへんのかーい。
