akaneko

桐島、部活やめるってよのakanekoのレビュー・感想・評価

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
4.3
学校がすべてだったあの頃。今思えば狭い世界なのだけれど、それが世界の全てだったあの頃。だからこその妙な上下関係もある。そんなリアルな高校生活をうまく描いた作品だと思います。
桐島という最後まで登場しない主軸の人物が消えたことで、変化するそれぞれの心情、人間関係。こわれたもの、築かれたもの。でも、様々な視点で描かれる事で浮かび上がる桐島の人物像。面白い作品です。
ラストシーンは見た人の想像に任せる部分があるので賛否両論でしょうが、個人的にはきちんとした答えを出さないのがいいと思いました。
DVDのスピンオフでの「学校は世界だ」の台詞がすべてをものがっている気がします(笑)
akaneko

akaneko