金小太郎

少年は残酷な弓を射るの金小太郎のレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
5.0
この少年は確かに異常に見えるが、本当は理不尽ではない。根底には母親に正面から自分の存在を認めて向き合って欲しいのである。
少年の切なる欲求はやがて大変な事態を引き起こすが、やっと最後に息子に正面から向き合おうとする母親の姿に希望が少し見えた。
緊迫感溢れる演技も素晴らしい。何回も繰返し出てくる赤の色彩が印象的だった。
金小太郎

金小太郎