少年は残酷な弓を射るの作品情報・感想・評価・動画配信

「少年は残酷な弓を射る」に投稿された感想・評価

近くのTSUTAYAでピックアップされていたので借りた。6年くらい前に。愛って難しい。
11

11の感想・評価

3.0
原題のWe Need to Talk About Kevinのほうが内容にあってる。なんか腑に落ちない
moeko

moekoの感想・評価

3.5
教師である姉が、子供との付き合いは大人相手より気持ちや本心をつかれ、直接的に不信の目を向けられるから辛いと言っていた。

大人になるって、自分や人への感情が鈍感になってくし、曖昧なところで折り合いつけれて便利ってことだけど。本来の私達はそうではなかった。
しっかりした確信がほしいのです。
少年は、弓を通して母に確信への挑戦をしています。
しかし、最後にわからない...といった少年の瞳は悲しげ、母は自分への確信めいたものなどなかったのかとわかったようでした。

正直、この作品はしんどい。
美術点が高かった。
自分が少年のような不信を感じてる子供であれば見るといいと思います。
MmeetsN

MmeetsNの感想・評価

4.2
少年は、本物の愛・関心が欲しかったんだ。

不本意な妊娠で失った「自分の人生」を惜しんでいるくせに、母らしい事をして己を慰めている。母のその欺瞞が許せなかった。

年齢不相応に感受性が高く、賢く、そして年齢相応に残酷で幼稚だった少年は、16歳の誕生日に「意思表示」をする。



嗚呼、モーヴァンのリンラムジー監督、なるほど。と感じる面妖な映像と、ストーリー進行。

説明的な描写は無いのに、象徴のように出てくる「真っ赤でドロドロしたもの」が、緊張感・不快感を煽ります。

観終わった後に「......」と、浮ついた不快感が残るはず。
精神の裏側、自己欺瞞の境目に触れられてドキッとする感覚、大好きです。

このレビューはネタバレを含みます

最後の二人のシーンが救いだった。

子供を持つこと、生まれてきた子供が「どんな」子供でも愛せるか?という問いを真剣に考えたからこその物語だと思うので、内容の悲惨さはあれどとても好きな作品だった。

12:00から12:01に時刻が移り変わる映像、暗闇の中で風に揺れるカーテンの映像が繰り返されるのは、1分にも満たない射精で、息子が人殺しになる道へと運命づけられてしまった、というのがずっとエヴァの頭の中にあるということなのかなあと思った。また、瞳の中に光が映る様がフォーカスされていたのはケヴィンとエヴァだけだったことは、ケヴィンにとってどうすればエヴァの関心の「的」になれるか、ということを示していたんかなあ。(ケヴィンの瞳に映るのは的だから)

母だけに背負わされるものが多すぎる。フランクリンはとても優しいし経済力もある。もし普通の家庭の夫であれば素晴らしい父親だったと思う。けれど、普通じゃないケヴィンが生まれてしまった時にはなんの役にも立たなかった。
自分の思い通りにならないことが続けば誰だってイラつくし、決して帰ってくることのない愛情を与え続けるのはたとえ実の子供でも難しい。その中で自分の暴力性や卑怯さが出てくるのに気付かされるのはとても苦しい。

邦題は詩的で美しいけれど、原題の方がケヴィンのどうしても惹きつけられてしまう薄暗く激しい美しさでこの物語をごまかさずに、ケヴィンを一人の子供、一人の人間として見ていることが表されていて、最後のシーンにつながると思うので好きです。

なんで最後の方のやつれたエヴァがLED ZEPPELINのTシャツを着ているんだろうと思っていたら、フランクリンが最初の方で着ていたのね。愛してたんだね。
めり

めりの感想・評価

5.0
出てくるセットや衣装が素晴らしいです。冒頭のトマト祭りも圧巻。
けい

けいの感想・評価

3.4
愛が欲しかった、ともとれるけど本当にそれだけなんだろうか。
息子の部屋を新しく作り直すエヴァが未来じゃなく大変だったけど今よりは幸せそうだった過去に戻ろうとしてるのかなって悲しくなった。
ライチは美味しい。
みゆ

みゆの感想・評価

3.0
まじでゾッとするな。面白いんやけど要所要所でゲロ吐きそうなくらいゾッとしちゃう。子どもを育てるって1人の人間の形成、可能性が自分に内含されるってことなんかな...。怖すぎる。母親の愛情を試したかった?ふざけんなよそんないいもんじゃないやろ。
jr

jrの感想・評価

4.0
めちゃくちゃ重い
説明なく始まる序盤から時系列が前後しながらも少しずつ見せる感じ好みだわ~
ティルダ様の美しさもさることながら
エズラミラーも美しい
病みを持つ少年役に子育てに苦悩する母親現実は上手くいかないよね
子供=純粋無垢って決まってるわけじゃないもんね病気だって障害だってあるかもしれない
ティルダ様の表情が台詞はなくても伝わるほどひどいお顔されてたのが印象的

ある意味母親としては被害者家族でもあり、加害者家族でもある
ニュースの色んな事件を見る度に思う
人一人を真っ当に育てるって超重要任務
真っ当に真っ直ぐに育てたと思っても手から離れたら曲がって行く場合もあるし…

子供を作る前に1度観た方がいいかも

ハッキリ明かさずモヤモヤが残る感じは…
敢えてなのかな?
考えさせられる作品としてももうちょっと評価されてもいいと思うけどな
ジャケに写ってる2人が同一人物に見えるし昔のローマ兵みたいな服だし弓だし…トリプル勘違いで中世が舞台の映画とばかり思ってましたけど現代だったんですね

「女=母親=盲目的に子供を愛するのが当然」という不文律に意を唱えてる作品です。ある意味タブーに触れていてとても挑戦的🗡どんな映画でも母は強し!は鉄板ネタですもんね。子を奪われて正気を失ったり化けて出ちゃうホラーもたくさん観た。でも果たしてそうなのか?かわいくなくてもかわいー♡って言わなきゃいけないし、出産&子育ては素晴らしい事のハズだし、子供が何か問題を起こせば大概は母親のせいになる…。
これは「女という性別」の呪いを描いてる映画だと思います

トンデモ犯罪をやらかしたサイコな息子。一体何故そんな事になってしまったのか…やっぱり他人よりも愛情に欠けていた自分が原因なのか?予兆は?防ぐ事は出来たのか?と母親がひたすら記憶をひっくり返して内省し、「彼女なりの母性」を見つける映画。
記憶POVって言ったら良いのかな🤔色や音に反応してアレコレ思い出しちゃうの分かる…失恋した時とかこんな風になるわ

観客に見せられるのは「母親の主観」のケビンだけなので、判明するのは母親がどうケビンを理解していたかだけ。いくつか火種と思われるものが浮上するんですが本当の解答は提示されずじまいです。何たってケビンくんほとんど話さないんだもの😷

神の視点で因果を説明してくれるワケじゃない…という点で不親切です。でも分からない事を分かったフリしない点で非常にフェア。観客に考えさせるのが目的なので、シンプルな話が好きな方には向かなそう







と、ここまで書きましたが正直よく分からなかったので原作も読んでみた📖思ったのは、110分じゃまるで足りないって事!

原作のテーマは重い順に
❶銃乱射事件の分析
❷痛烈なアメリカ批判
❸妊娠+子育てへの恐怖
❹母親だけを責めても無意味

…の4つ。改変してる所はほとんど無いんですけど端折りが凄い。映画で描かれてるのはせいぜい❸、ちょっぴり❹ぐらいなもんですよ。❶❷まで入れると叩かれそうだし削ったのは仕方ないとこあるけど…そりゃ難解にもなるわさ✋

鑑賞した方にとって補足になりそうな事をコメ欄にいくつか書いときますね
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