ざらめ

少年は残酷な弓を射るのざらめのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.4
主人公の現在と過去と不穏なイメージが断片的に交錯しながら 何が起きたのかが徐々に明かされます。

心理ドラマとしては 説得力がないように感じます。
あれで サイコパスのようになられたのでは 母親としては たまったものじゃない💦
毎日毎日1分1秒全てを子供だけに捧げられる母親なんていない。
この世では不可能な完全な愛を求めている息子。
サスペンスやホラー、神話や寓話のような物語として見る作品なのかなと思いました。

エズラ ミラーとティルダ スウィントンが麗しいです。
母親としては観ていて非常に不快で辛い作品で、この美しい2人でなければ 最後迄見通せなかった気がします。

頭脳明晰なケヴィンが 唯一分からなかったのが 自分自身の心だったって事なのかな。
ざらめ

ざらめ