過去と現在が交差して最後に真相に辿り着く、ある息子と母のお話。家族というよりは息子と母。
初めは息子の行動や気持ちがさっぱり分からなくて本当、異質にしかみえなかったけれど、そこに妹や学校など徐々に比較するものや社会が入ってくることで少しずつ物語に入り込めました。うまく作られてるなーと感心してしまった。
それでもやはり母が途中で息子を止められる術はなかったのかな、とか考えてしまったけれど、この話に限ってはその余地はなかったのでしょう。
エズラミラーの美しさあって成り立つ部分もあったと思う。
兎に角暗いし救えないけれど、好きな人は好きな作品。