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夜の鼓のtのレビュー・感想・評価

夜の鼓(1958年製作の映画)
3.4
2015/11/24@ シネマヴェーラ

複数人の証言から徐々に真実が明らかになっていく回想シーンには、その多視点の面白さより語りのじれったさが勝ってしまった印象。この時代はやっぱりこんな事で刃傷沙汰が起きてたんだな、という陳腐な感想。
主演の三國連太郎は、本当に心ここにあらずといった表情が上手いなと感じ入った。金子信雄の「今のは戯れ言、戯れ言」にはそれは不自然すぎるだろ、と笑えた。
伊福部昭が音楽監督を務めていたが、囃子や邦楽の音が通奏低音として流れ続けていたのが良かった。
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