トニパッキン

夜の鼓のトニパッキンのレビュー・感想・評価

夜の鼓(1958年製作の映画)
3.6
銀座シネパトスにて。これも本当イイ映画だった。ある武士が参勤交代で自宅を離れていた間に、妻が他の男と不義を働いたのは本当なのかどうかを探る話なんだけども、もう目が離せないのです。なにしろ脚本が橋本忍&新藤兼人。そして圧巻なのが有馬稲子の妖艶さ。当時相当入れあげて、後年、日経の『私の履歴書』でそのご無体ぶりを洗いざらいバラされた男性陣の気持ちが本当によく分かった。三國連太郎も凄かった。一言で表すと、「す べ て 金 子 信 雄 の せ い だ」。