えいこ

ブルー・イン・ザ・フェイスのえいこのレビュー・感想・評価

3.5
「スモーク」の続編とのことだが、「スモーク」を見ないまま予備知識なく鑑賞。

ドキュメンタリー風のラフな作りで、気楽に楽しめる。自由で気のいいブルックリンの住人たち。ハーベイ・カイテルは男前ではないがモテモテ。女は話を聞いてくれる男に弱いのだ。煙草を吸わない私にも、あんなマスターのいる馴染みのバーがあれば幸せだろうな。

ストーリーに挟まれる住人たちの独白という仕立ても、ざらっとした画の質感も、ネオンのような手書きのタイトルも好き。痴話喧嘩、突然のダンス、音楽の溢れる街角、何でもありだが笑い飛ばして生きてるエネルギーが満ちている。

ただ一つの引っかかりはジャームッシュの煙草の終わり。笑えないジョーク。ジャームッシュは好きだったが少し嫌いになる。
えいこ

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