さか

わたしを離さないでのさかのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
3.4
見てて辛くなる映画。

情報なしで見たため、(本作品、有名だと知らずに録画消化で軽く見始めた私がいけないんだけど)
最初はお金持ちの学校の子供たちが隔離されてるのかと思いきや、
中盤くらいに衝撃的な事実をつきつけられた。


先生に自分はクローンで臓器提供のために生まれてきたと言われる。
小学生くらいの年頃に言うって残酷。


この映画の辛いところは、臓器提供者側の視点で描かれており、普通に恋はしているけど、臓器提供は待ってくれない。そして、手術中に死ぬかもわからない怖さ。

臓器提供が嫌なら逃げればいいとか、断ればいいとかそういう考えは、小さい頃から施設で育ってきたら、自分の宿命を受け止めることしかできないんだろうか。

臓器提供の話は医療ドラマで順番がまわってこない等で受ける側はよくあるけど、提供者側の視点は初めてみて衝撃的だった。
生があるうちに、臓器提供を考えるきっかけにはなるかもしれない。
さか

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