はじめ観たとき、イギリス文学の系譜を継ぐようなナイーブな心情と、出口のないSF的ディストピアとの融合を、どのように受け止めれば良いのか戸惑ったことを覚えている。
一般的にSF作品に描き出される人物…
『 ヘールシャムは臓器提供の倫理を尊重する
最後の場でした 』
『 雑誌を見れば 自分の親が
見つかるんじゃないかと思ったの… 』
溜まってるクリップの消化週間です。
倫理観を問われる映…
25.11
異様に高い湿度,重苦しくて,乾いて,変えられない絶望と思われるその中で,醜くても足掻いて光を見つけようとすること.でもその信じたいと願う光すら虚像だったら? 何も変えることができないと…
摘出後、そのまま放置される体。
家畜と同様…希望がない。
マダムの、可哀想な子達…という台詞に何とも言えない黒い感情がモヤモヤしました。
どうすることもできないくせに、優しくするふりをするな。
オ…
原作は読了済み。カズオ・イシグロは曖昧な書き方なのが持ち味だし好きなので、映画は少しはっきり描きすぎに思えてしまう。この世界の設定が明かされるのも早かったような。色味や景色、建物や服装が英国!という…
>>続きを読むテーマ的には人間倫理に迫るSF作品という感じで、見ようによってはほとんどホラーという感じ
少しの差異で特定の人たちを区別し、異質なものとして容易に切り捨てるという、現実の社会を描いているという印象
…