1943年 フランス🇫🇷
サシャ・ギトリ監督のメロドラマ
1月に観た『毒薬』が面白かったのでこちらも鑑賞
50代の有名彫刻家が若い女性をモデルに雇い、そして結婚
幸せなはずなのに突然彫刻家は冷たい態度をとるようになる、その理由は…
彫刻家はギトリ氏自身
前半はユーモアたっぷりなのに徐々に様相が変わっていきラストは切ない、本当に切ないメロドラマ
ドイツ占領下、夜間に灯火管制がしかれていたパリ
中盤の懐中電灯で歩く場面はそれを表していてお見事、この辺からシリアスなストーリーに変わっていきます
そしてこれが本作のテーマとも関係していて…
ギトリ氏は大物舞台俳優の息子で、自身は戯曲家になり演出、主演も務めていたそうで、そういった背景も映画にしっかり反映されています
兎に角ギトリ氏の喋りの上手さ、マシンガントークは凄い!フランス語が分かる人だったらもっと楽しめるんでしょうね
もっとギトリ監督の作品が見たくなりました