ピヨ彦

ローマの休日のピヨ彦のレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
5.0
1953年って、朝鮮戦争が休戦した年であり、日本ではテレビ放送が始まった年でもあり、まだ高度経済成長期にも入ってない頃なんだけど、そんなときに作られた作品が、時代を超えて70年近く経った今見てもおもしろいって、本当の名作だと思います。
21世紀の現代でも、ちゃんとユーモアあふれる恋愛映画として成立してるんですよね。

オードリー・ヘップバーンは上品で気高い本物のプリンセスみたいだし、グレゴリー・ペックも知的でハンサムな二枚目だし、どのシーンを切り取っても名場面というか。
今でも日常のいろんな場面で、この『ローマの休日』のオマージュというか、ワンシーンをマネした作品が多々あり、この映画はもはや世界の共通知識だと思います。

二人がローマの街をめぐるときに乗っていたVespaというスクーターは、『探偵物語』で工藤優作も乗ってますし、『銀魂』の銀さんも乗ってますね笑
私の好きなラブライブサンシャインの劇場版でも、アニメキャラクターたちがスペイン広場で歌とダンスを披露するシーンがありました。
ありとあらゆるコンテンツから愛される名作です。
ピヨ彦

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