このレビューはネタバレを含みます
あまりに有名で王道すぎたのと、映像が古すぎて敬遠してきましたが、今まで観なかったことを後悔するほど素敵な作品でした。
ありがちな陳腐なラブストーリーが苦手でしたが、
これはそういった類では全くなく、上品で美しいロマンス映画です。
初めてパジャマを着るシーン、ジェラートを食べて、髪を切るシーン、ベスパで暴走するシーン、真実の口のシーン、、、
どれもオードリーとローマの街が美しくてたまらないシーンばかりでしたが、
特にエンディングの記者会見のシーンが最高に美しかった。
切ないけど、美しい。
王女として立派に勤めていく覚悟を決めたアンの凛とした表情と、その覚悟にエールを送るかのような目で見つめるジョー。
見つめ合う2人の目は名残惜しく、でも力強く、24時間の2人を永遠に忘れない思い出にする決意を語っていました。
本当に美しく、自然と涙が溢れました。
何度も観たい作品。