わせ

肉体の門のわせのレビュー・感想・評価

肉体の門(1964年製作の映画)
4.0
赤・紫・黄・緑…単色の色鮮やかな洋服に身を包んだ 肉体ひとつで戦後を生きる女たち。馬鹿の振りをした 明るく陽気に客を取る娼婦と、男、否、漢。きっと何方も昔の日本に存在していたのだろうけれど、今はもう見ることは無い人たち。ノビとかカツアゲとかハイクルという犯罪の隠語を使う娼婦に 隠語を使う必要があるのか、自分たちを特別な人間だとでも思っているのかと怒鳴るシーン、これ 現代のパパ活女子にも聞かせたい。力強くて エネルギッシュな日本人、我が物顔で歩く米兵、戦後のカオスな空気感、それと 舞台劇の様な世界観のセット、全部がまるでパラレルワールドの様で凄く面白かった。
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