肉体の門の作品情報・感想・評価

「肉体の門」に投稿された感想・評価

スーパー戦隊シリーズ ポルノパロ映画
女性スーパー戦隊に新人が入り、男もやってきてサークルクラッシュする話

冒頭からパンツ丸見えで引きずられる女が現れて、この映画に圧倒的信頼感が湧く。
それから穴の空いた靴下はいてセックスとか。
ロマンポルノにこういうの求めてるんだよ!となってテンション上がった

ところどころ挿入される顔のオーバーラップなどウケる演出ちょいちょいあるけど、鈴木清順の色彩センスがそこそこ画面にきれいに映えてていい。

仲間だったのにリンチする場面でみんな活き活きいい顔していたのが怖くて迫力があった。はやりリンチの場面が一番の見所で、この映画のすごいところだと思う。

主人公にいつも優しくしてた牧師が誘惑に負けてセックスしちゃうとことかもう大好き。
Meg

Megの感想・評価

5.0
独特の色彩感覚はそのままに、きちんと物語がある。登場人物もエネルギッシュ。終戦直後の東京の様子が娼婦達の飢え・生命力をより際立たせている。1946年の東京はこんなだったのだろうか。また危ういバランスを保っていたグループ内の関係が伊吹の存在で崩壊していく様も面白い。感情の機微が上手く表現されている。野川由美子が老練な演技をしている。宍戸錠も逞しくて危険な与太者を好演。また全編に渡って『星の流れに』が使用されており、ストーリーと調和している。個性的且つ面白い作品。
鈴木清順監督。
野川由美子主演。

戦争が終り、東京のスラム街でたくましく生きる売春婦達。

「せん」を頂点とするそのグループは、掟があり「男とは、タダで寝ない」「もし掟を破ればリンチ」。

そのグループに、米軍人にひどい目にあった「マヤ」と言う18の少女が転がり込む。

それで、毎日男を求めてグループ5人頑張って生きていくが、あるとき軍人崩れの伊吹と言う男が、傷を負い転がり込んで。武骨で男らしい伊吹に、5人はそれぞれ想いが生まれる。で、5人のひとりの「町子」が掟を破り・・。

主人公のマヤの伊吹に対しての心の葛藤から女の業の部分が、独特のカット回しで素晴らしく表現されていて、同じ感情を持つ「せん」の嫉妬なんかも圧倒的な画面からの熱で感じられました。

主人公演じる野川由美子は、こればデビュー作なんですが、演技に力を感じて、裸のシーンにも手を抜かず、まさに体当りで新人とは思えない風格さえ感じられました。この時代の女優が、皆さん息が長いのは、最近の女優とは新人から気合いの入り方が全然違うのが良く分かります。

鈴木清順版は、戦後の荒廃した街で5人のそれぞれにイメージカラーをつけて、視覚的に色彩豊かにして売春婦と言う立場を暗いものにせず、ヒーローのような像を出してます。

五社英雄版は、グループを愚連隊のようにして、実録ヤクザ路線物寄りでしたが、鈴木清順版は、そのトッピとも言える画面構成と色使いで女の業を中心に恋愛ドラマに仕上がっていて。
私は、鈴木清順版の方が良いと思いました。

ときどき、セットバックがちゃちになったり、牛を解体するシーン、ラストでセットから撮影所の上までカメラを引くセンス、鈴木清順監督らしくてたまりません(笑)

ちなみに、特撮好きな私は。
今回も「レッドバロン」「シルバー仮面」のレギュラーで活躍した玉川伊佐男、「レインボーマン」他、多彩な作品でゲスト出演された黒人のチコローランドを確認しました。
yukako

yukakoの感想・評価

3.8
安っぽい女達の口にべったり塗られた紅と、纏うカラフルなドレス。底辺の様な世界で生きる彼女達がそこを泳ぎ続けるパワーが凄まじい。不思議な色気で溢れていた。
uuu

uuuの感想・評価

3.6
蛍光色バリバリの清順的色彩と、いかにも映画のセットって感じの美術が融合した画面が大好き。
か

かの感想・評価

5.0
素晴らしい。一歩引いてみたらダサいんじゃないかという原色の多用、撮影の仕方が、なぜだかわからないがガンギマリである。本もふつうによい。人間になったときに、生の競争から脱落しなくてはならないのか。縛り上げも嬉しい。
さとう

さとうの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

清順が普通の映画を撮れる、それは確かなことだ。心理的クローズアップをなるたけ排しているのもわかるし、ラストのほうまったく繋がらない土手(後のシーンの時計台もそう)からの射撃で宍戸が死ぬうえ、ペニシリンはマクガフィンだったことがわかる(これはメルヴィルのサムライもやっていた)。そいで、最後の最後に終の文字が出ている右横にENDの看板があるという遊びをやっているあたりが面白い。
それにしても本作はバカでもわかる多重合成で赤鬼に見えたから赤鬼の面を被せたり、兄の兵隊姿や逃げたパンパンが出てくるあたりはなんだかヤケクソだし、パンパンたちがゴダール映画のようにそれぞれの色の空間にいる場面も効果的になっているとは思えない。
ワンピースみんな素敵👗
宍戸錠の顔、髪型、ファッションが全部NG🙅。牛を解体した後のどやスマイルで嫌悪感MAX。ラストで野川由美子が縛り上げられるシーンのご褒美感たるや。
かす

かすの感想・評価

2.0
鈴木清順は苦手だ。
けど本当にすごいとも思うんだけれど。
圧倒的に間違った世界を成立させるとカット割りと編集のテンポ。
いつのまにか正常な世界にみえて来る。
映画の中のリアリズムを作り上げている。
女じゃなくて雌、身体じゃなくて肉体って感じ。こういう少女漫画あるよなあ。よ、色男!
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