深夜にふと見つけてなんとなく見た。
不思議な映画。自分の夢の中を見させられてるような気持ちになる。人によってはなんのこっちゃわからない１時間45分だけど、その時が来たら分かるんだろうなと思うような映画。
セリフが抽象的でスピリチュアル。だから見る人それぞれの中にあるイメージと重ね合わせる隙間があって、自分なりに意味を見つけて楽しめると思った。
天国は幸せと充実感で満ち足りた気分に包まれてる瞬間で、それは何も死後に期待することではなく自分の中にすでにある。
野球場が、人が自分の夢と触れる機会を与えてくれるものとして表現されてて、自ら書き物への情熱に駆られてトウモロコシの中に飛び込んでいったり、現在の幸せを優先させるために「こっちに降りて」きたり、野球場を作る事を通じて自分の過去を見つめ、人と自分の夢を見つけるという夢を叶えたり。
多くの人は自分の本当の心を中にしまって、見えなくせざるを得ない事情を抱えてる。けれど、それを乗り越えた人だけが見る景色があって、どの人も本心では夢にひたむきでありたいと思ってる。
この世界は、夢を叶えた人そうでない人がいるけれど、それすらも自分に「天国とは何か」を伝えてくれるフィールドなんじゃないかとさえ思った。
若い今このタイミングで見られて良かった。
