「戦争の犬たち」ジョン・アーヴィンがシュワ人気最高潮の時に撮ったクライムアクション。
久々観たがこんな短絡的な話だったっけ?
ややネタバレーーーーー
田舎左遷でシェリフやってるカミンスキー。冒頭から逃走犯と追っかけっこで田舎だけどアドレナリン放出のエンジョイポリスライフ。かたやカミさんは田舎暮らしの鬱からアル中。こりゃまずいな、という事でFBIに戻れるよう先輩に根回ししてもらう条件で、復讐肩代わりでマフィアを壊滅させる、という話である…。
…。
……。
マジか。
それでやっちゃうか。
大量虐殺。
カミンスキー、キルカウント凄いぞ。
ある意味ジョン・ウィック並だぞ笑。
2、30人いってるんじゃないかな…。
精神的に大丈夫かな、大きなお世話?
ボスの死体にキャンディー微笑みながら掛けちゃうくらいだから平気か。
それでもシュワにマフィアを壊滅させる為だけのこの企画、好きです。
いきなり人の石油工場勝手に大爆破して死んだ事にしちゃうなぞ余罪も中々なレベル。刑事も「やっぱりあんたデカだったんだ、組織壊滅お疲れさん!」だし現場の金をねーちゃんにあげちゃうし、カミンスキーは世紀の犯罪者間違い無しな緩い脚本。
ヤマ師なシュワの演技が下手くそで、無言で淡々と銃を撃ちまくっている方がカッコいい。マフィア右腕のマックスに渋いロバート・ダビ。お疲れさん!の何にもしないデカにエド・ローター。カミンスキー夫人役のブランシュ・ベーカーがかわいい。
終盤のホテルでガバメントケース開いて武器満載、エレキギターのリフ!
までかなり待たされるので我慢の映画である。それまでポマードでオールバックにしたシュワの変な演技を観続けなくてはならない。新鮮ではあるが。
ほぼ最後の15分以内にこの映画の魅力は全て凝縮されている。