このレビューはネタバレを含みます
ついに突入。
ミレニアムシリーズ第一作目。
CG合成の技術が格段に上がっている。
もちろん粗い部分もあるけれど、過去作と比べると、迫力・奥行きのある画の表現力が豊かになった。
ゴジラの背びれは刺々しく、口角は更に鋭く、顔もかなりスマートになり、攻撃的なビジュアルに更に磨きが掛かったように思う。
鳴き声が少し元気が無さそうなシーンが多かった。
ミレニアンからオルガへの急な進化はさておき、ゴジラとオルガの対決が余りにもおざなりになっていたような。
動きもぎこちなく、殴り合う時のSEなどは喧嘩してるの?と思う程の迫力の無さ。
村田雄浩さんや阿部寛さん、佐野史郎さんをはじめ、役者さん達はやはり素晴らしい。
作品が新しくなっていく程に演技が太く、厚みをもった物語にしてくれる。
まさかのデンジャラス登場も面白かったけれど、松重豊さんの一瞬を探すのにとても時間を掛けた。