トノモトショウ

私が棄てた女のトノモトショウのレビュー・感想・評価

私が棄てた女(1969年製作の映画)
4.0
メンヘラチックな恋愛劇の中に、弱さや醜さといった人間の真なる像が浮き上がってくる。小林トシ江の絶妙な配役と、それに対比する浅丘ルリ子の美しさを備えた演技が素晴らしい。ラストのカラーパートにおける夢想的なアングラ感は意味不明ながら好みの演出。