ケンヤム

白夜のケンヤムのレビュー・感想・評価

白夜(1971年製作の映画)
4.8
この映画の主人公は、妄想から現実に還って、そしてまた妄想に還るが、その一連の身振りはまさに映画を観る私たちそのものだ。
そして、アーティストの身振りそのものだ。
セーヌ川のほとりで夢と現実が入り乱れ、街で青年を見つけてしまい全てが無意味になる。
残酷なまでの現実は、彼に夢を見ることを強いた。
かわいそうに。
ケンヤム

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