グッポラさんの映画レビュー・感想・評価

グッポラ

グッポラ

24歳の男。
東京都在住。
三池崇史を守る会会長。
北野武教原理主義者。

ベストムービーは「女人禁制!漢映画10選」

映画(365)
ドラマ(0)

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.6

めちゃくちゃなものを成立させようとする人間の姿そのものが好きで、そういう人間の必死な姿を存分に堪能できるのが映画の一番素晴らしいところだと思う。
そんな人間の必死な姿は無様だし、滑稽だし、惨めだ。
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野火(2014年製作の映画)

5.0

この映画をみて戦争は嫌だとか、残酷だ、むごたらしいと思うのが人間ならば、飛び散る血が美しい、花のような真っ赤な肉が綺麗だ、人肉美味しそうと思うのも人間だ。

塚本晋也は人間ではないものに変身してしまう
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軍旗はためく下に(1972年製作の映画)

4.6

塚本晋也版野火との二本立てだったが、どちらも戦争と現代を結びつけるような映画だった。
この映画を観て映画ファンなら誰でも原一男の「ゆきゆきて神軍」を想起するだろうが、こっちの方は劇映画としてしっかり芥
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Endress Waltz エンドレス・ワルツ(1995年製作の映画)

4.5

大衆対前衛
まとも対気狂い
正常対異常
世間対孤独
セーラー服を脱がさないで対フリージャズ
三流雑誌対地下のライブハウス
世間対精神病院
太く短く対細く長く
この世対あの世

この映画の最後セーラー服
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シコふんじゃった。(1991年製作の映画)

4.4

顔を背けるな 背けるくらいなら目瞑って当たってこい

もう楽してズルするのはやめだ

13人連続暴行魔(1978年製作の映画)

4.8

孤独な人間は自分を世界の中に規定できずに、自分対全世界という構図を決定してしまう。
主人公は、拳銃を手にしたばっかりに世界と戦う力を手にしてしまう。
彼も拳銃を手にする前までは、梶井基次郎の檸檬の主人
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

4.8

影武者と乱の系譜をたどっていくとこの作品にたどり着くのだなと思った。
能や狂言のような徹底された様式美。
それでいて、エンターテイメントしてるところが蜘蛛の巣城の好きなところ。

また、黒澤明が囚われ
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冬の光(1962年製作の映画)

4.5

自分の中で観た後どうしようもなくなる気持ちになる映画があって、この映画はその部類に入る映画だった。
絶望とも失望とも形容できないなんとも言えないあの気分。
死ぬしかないというような諦めは希望だ。
この
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

4.5

やっぱこん時から、もう黒澤明と三船敏郎はすげぇんだ。

クレアのカメラ(2017年製作の映画)

4.8

ストップモーションで終わる映画が大好きで、だから阪本順治の団地とかすごく好きなのだけれど、ストップモーションで終わるのはすごく勇気のいることのような気がする。
だって、観客にはぁ?意味わかんねーって思
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.7

いつぶりかの再見。
劇場初鑑賞。

映画史上最も濃密な15秒。
息をのむとはまさにこのこと。
抜き身の刀同士が向き合う静寂の中での命のやりとり。

それでも、鞘に収まる刀の様な、自分の力をひけらかすこ
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用心棒(1961年製作の映画)

4.8

いつぶりかの再見。
やっぱ最高
善悪の境目すら乗り越えてしまうアンチヒーロー像の象徴桑畑三十郎。
颯爽とクソみたいなこの世の中を歩いていく背中に何度も勇気付けられる。

生きる(1952年製作の映画)

4.8

いつぶりかの再見。
「生きる」ということはなんなのかということに、こんなにもまっすぐ向き合った映画はない。
主人公があの女の子とデートする時、常に何かが二人の間に隔たりとして存在する。
駐車してあるバ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.6

ウディアレン映画のノスタルジックな余韻をこれでもかと感じさせてくれる映画。
ハリウッドとニューヨークは互いに想い合ってるのだけれど、結ばれない。
二人の関係をそんな比喩としてみてしまった。

人生は喜
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JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

5.0

再見。最高。やっぱジョーズより純粋に面白いエンタメ映画ってないんじゃないかと思った。

見えないものへの不安とか、恐怖をジョーズというサメとして具現化したスピルバーグ!

激突!でもスピルバーグはダン
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

5.0

ウディアレン。。。
やっぱ天才だ。。。

ホン・サンスが人生は同じことの繰り返しで、そこに絶望せず希望を見出す作家だとすれば、ウディアレンはその反対。
俺たちは抜け出すことのできない輪廻の中にいるんだ
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アニー・ホール(1977年製作の映画)

4.8

再見

主観と偏見の映画作家、ウッディアレン。

知識が豊富な故に無知で、愚かで、盲目なウッディアレン。
ウッディアレンの映画を観ていると、どうしようもねぇ奴だなぁといつも思う。


けど、映画って本
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.5

「それから」をみたときにホン・サンスは変態だ!とレビューに書いたが、まさかこんなにも直接的に変態だということを、しかも本人が明言するような形で表現するとは思わなかった。

「息苦しいから裸になりたい」
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マッチポイント(2005年製作の映画)

4.5

こんな残酷な映画見たことない。
死ぬことより生き続けることの方がよっぽど辛い。
ミスティックリバーを見た時と同じような感覚。
この映画の主人公は十字架にかけられたキリストだ。
運命に絡め取られて犠牲と
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.8

なんていえばいいんだろう。
今まさに泥酔状態でデットプールを語ってる感じ。
お前ら、クソやろうかもしんないけど、愛する人を守りたいんだという感じ。
うぜーかもしんないけど、下品かもしんないけど、お前ら
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パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

4.6

原作小説の「俺はこの世の前提を問わない」という言葉が好きだ。
映画とはまさにそういう芸術で、前提を問うことは映画にとって全くの無意味だ。
ありありとそこで起こっていることを観ることが映画だ。

リアル
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カメレオンマン(1983年製作の映画)

4.5

周囲と同化すると安心する。
普遍的な人間のこんな性質が全体主義的な雰囲気を作り出す。

カメレオンマンばかりのこの世の中で、カメレオンマンにならないことは難しい。
なぜなら、大衆の意志そのものがカメレ
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ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.6

見栄を張らずにはいられない人間の悲しさ。
立川談志は「落語とは人間の業の肯定である」と言ったが、この映画も見栄を張り身を滅ぼす愚かな人間の態度を笑いで包み込み、まるごと肯定している。
コメディの役割っ
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夜の浜辺でひとり(2016年製作の映画)

4.5

キムミニの後ろ姿はなぜこんなにも人を勇気付けるのだろう。
それは右往左往、四苦八苦、七転八倒しながらそれでもしっかりした足取りで歩くからだ。

あのメソメソした男ども。
なぜかこいつらにも勇気付けられ
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青春の殺人者(1976年製作の映画)

5.0

初めて劇場で鑑賞したけれど、とてつもない青春映画で改めてびっくりした。

親を殺すということ
親を海に沈めるということ
親からもらったスナックを燃やすということ
これら全てを青年の通過儀礼のように描く
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アフリカの光(1975年製作の映画)

4.8

ため息の出る映画。
こいつらは逃げてるんじゃない。そこに止まりたくないだけだ。
いくところいくところ居心地が悪くて落ち着かないから、彼らは肌をすり寄せあって慰め合うしかない。
そこに止まることのできな
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マグノリア(1999年製作の映画)

4.5

これは起こりうることだ。
と思わせてくれるのが映画だ。
許すことと許されることは、愛し愛されることだ。
最後のあのぶっ飛んだ展開に心救われる。
全ては起こりうるんだということ。

大阪最強伝説 喧嘩の花道(1996年製作の映画)

4.8

この瞬間がずっと続けば。と思うような今があって、そのままでいれるわけはないから、その今をできる限り引き伸ばしていたいと思うのが人間なのだけれど人間は死ぬのだからそういうわけにはいかない。
自分も死ぬし
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.8

この1日も無駄じゃなかったよな。
と不毛な人生を肯定してくれるような映画。

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

4.8

会話会話会話の連続で、愛の不毛さみたいなものを表現しながら、最後に行き着く諦めの境地。
結局愛を歪ませているのは、色々考えているふりをしてなにも考えていない男の方だ。
自分の信じたいように、信じればい
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デッドプール(2016年製作の映画)

5.0

こういう映画観るとため息しか出ない。
この世から抜け出すようなため息。
恋敵はサラってトランクに詰めて殺して、恋人の家の前に捨てろ!
生きるために冗談を言える奴がヒーローなんだ。
ほんとうにヤバイ現実
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竜馬暗殺(1974年製作の映画)

4.5

最高の青春映画。
坂本龍馬があんなダラダラしてんだから、おれだってダラダラしてればいいやと思った。
ダラダラするのが青春だ。

鉄砲玉の美学(1973年製作の映画)

4.5

搾取され尽くされて、ゴミ捨て場に打ち捨てられる男。
それでも一瞬の夢を見たのだから、幸せだったろうと思う。
おれも霧島目指してがんばろ

それから(2017年製作の映画)

4.5

時間軸のリアリティを徹底的に排して、ままならない男女関係を描いていく。
とかそういう大真面目なこと書こうとしたけど、やっぱやめた。
公私混同の神様ホン・サンス。
変態ってあなたみたいな人をいうんですね
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極道戦国志 不動(1996年製作の映画)

5.0

三池崇史は俺のヒーローだということを再確認。
今まで見てきた三池作品の中で、一番心震えたかもしれない。
全力で生きてる奴らが、三池作品の中にはいる。
それはなぜなのかというと誰もが全力で遊んでいるから
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