キンジさんの映画レビュー・感想・評価

キンジ

キンジ

23歳の男。
東京都在住。
三池崇史を守る会会長。
北野武教原理主義者。

狼/男たちの挽歌・最終章(1989年製作の映画)

4.8

ミスチルのHEROって曲を聞いて、とてもミスチルのことが嫌いになった。
HEROの一節。
「ダメな映画を盛り上げるために、簡単に命が捨てられていく」
おい!お前ジョンウーのこと言ってんのか!ふざけんな
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エグザイル/絆(2006年製作の映画)

4.8

「ワイルドバンチ」大好きなこの俺が、この映画嫌いなはずないでしょ!

銃撃だけでここまで感情を表現した映画はないのではないか。
男たちの絆を表現した銃撃。
敵対する親分子分の関係を表現した銃撃。
愛す
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エレクション 死の報復(2006年製作の映画)

4.5

前作ではロクが権力という悪魔に魂を売ってしまう様子を、結末のあのラストシーンで劇的に描写したが、今作ではジミーが権力に魂を明け渡してしまう様子が刻々と淡々と描き出される。


権力というのは、人間にど
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マンハント(2018年製作の映画)

4.8

ジョンウーここにきてこんな映画撮っちゃうなんて正気じゃない!
御都合主義最高!
支離滅裂!

この映画は、あるセリフで幕を開ける。
「古い映画って長すぎるのよね。」
このセリフは、ジョンウーが「これか
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男たちの挽歌 II(1987年製作の映画)

4.7

撮りたい!という監督の願望
演じたい!という役者の願望
それをそのまま出したような映画。

深作欣二は「理屈じゃないところで突っ走れ!」と言ったが、まさにそんな感じ。
映画は映画なのだから、理屈じゃな
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長江 愛の詩(2016年製作の映画)

4.5

フォルマークス試写会にて鑑賞。

信仰の対象として長江に舞台を設定し、人間にとって祈りとは何か、信仰とは何か、愛とは何か、そして救いとはなんなのかを描いた映画であると思う。

アンルーとは何者なのかと
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パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)

4.5

やっぱりこの作品でも、クリントイーストウッドは暴力を狂気的なまでに忌避している。
それを象徴する、ブッチが暴力を振るうお祖父さんを拳銃で恫喝するシーン。
「愛してると言え、さもないと殺すぞ」という狂気
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続・激突!/カージャック(1974年製作の映画)

4.6

善悪の境界が曖昧になっていくあの感覚。
そして、待ち受けるあの切ないラスト。
これこそ映画的体験だと思う。

なんとしても子どもを取り戻すという信念は狂気でもあるのだけれど、それを私たちは「治安を乱す
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蘇える金狼(1979年製作の映画)

4.6

成り上がりという幻想をひたすら追い求める主人公。
彼は、昼は普通のサラリーマン、夜は暴力的な一匹狼のギャングという二つの顔を持っている。
そのような設定で、浮き彫りになるのは人間の二面性だ。


主人
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羊の木(2018年製作の映画)

4.3

とてもストイックな映画だなと思った。
他者といかにして暮らしていくのか。
「受け入れる」という単語は現代的な単語だと思う。

ストイックに「信じるとは何か」「友達とは何か」「贖罪とは何か」「過去とは何
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.5

いろんな批判があるのもわかるけど、私的にブチ上がりました!


スターウォーズを俺たちの手に取り戻してくれたライアンジョンソンはヒーローでしかない。
俺は好きです。

七人の侍(1954年製作の映画)

5.0

日劇ラストショウにて鑑賞。

黒澤明の真骨頂。

映画の楽しさが全部詰め込まれた映画のように思う。
落馬する男たち、火を使った時間の経過の表し方、斬新な構図、綺麗な風景、集団の描き方。
どれを取っても
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.5

塚本晋也作品のイヤーな感じを凝縮したような映画。

都市と身体変容というテーマは、この作品からずっと一貫してるんだなと思った。
私たちは変容していく都市世界に戦後ずっと暮らしているわけだけれど、それに
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男たちの挽歌(1986年製作の映画)

4.8

ジョンウー最高!
やばいアクションシーン満載で、まさに「俺の映画」という感じだ。

男とはこうあるべき!というような説教臭さを感じる人もいるのかもしれないが、そういうつまらない御託は置いといて、あのア
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デトロイト(2017年製作の映画)

4.8

むき出しの正義は、むき出しの悪と同義語なのだ。
あの警官たちは、自身を完全なる正義だと思い込んでいる。
そこに、差別しているという感覚は微塵もなく、自身の正義を疑うという感覚もない。

彼らは気づいて
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紙の月(2014年製作の映画)

4.8

今日は給料日だ。
給料日に銀行に行って、それほど多くもない給料がしっかり振り込まれていることを確認すると、祈りたくなるくらい有難い気持ちになる。
大した仕事はしてないけれど、あの時のあの仕事がお金に変
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Super Tandem(2014年製作の映画)

4.5

小林勇貴監督作をこれで全部観たことになるが、この映画が一番グワァーっとなったかもしれない。
もちろん孤高の遠吠、ヘドローバでもグワァーっとなったが、スーパータンデムはまた違うグワァーなのだ。


北野
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NIGHT SAFARI(2014年製作の映画)

4.5

小林勇貴の映画は観辛い。
観ると疲れる。
ジャンルを越えてゆく瞬間が何回もあるからだと思う。
オフビートバイオレンスシリアスコメディ映画みたいな感じで、自分の中のどんな定義も小林勇貴の映画の前では、意
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新・仁義の墓場(2002年製作の映画)

4.5

小林勇貴の逆徒を観て、すぐに三池崇史のキチガイ映画を観るという暴挙!
邦画界には、こんなヤバイ監督が二人もいると思うと日本も捨てたもんじゃない。

深作欣二版の石川力夫と三池崇史版の石川力夫の大きな違
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逆徒(2017年製作の映画)

4.8

小林勇貴という監督は、下の人間が上の人間に義理や仁義を押し付けられ利用されるという深作欣二の仁義なき戦い的な搾取の構図を、自分や身内の人生経験から拾って来て、それを映画というフィクションに落とし込んで>>続きを読む

GONIN(1995年製作の映画)

4.8

新宿のあの感じ。ギラギラしてて、なんかそのギラギラで自分たちの悲しみとか不幸とか苦しみとかを麻痺させるようなギラギラ。

男たちは「なめんなよ!」と吠え続ける。
俺は今はこんなだけど、こんなもんじゃね
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.8

学校に行った人なら、誰でも感じたことのある区別、差別がある。
「イケてる奴」と「イケてない奴」という区別、差別。


映画部の奴らは、イケてない。
部活やってる奴らは、イケてる。
勉強ばっかの奴らは、
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資金源強奪(1975年製作の映画)

4.5

日本がまだ今のような小金持ちのチンピラ国家じゃなかった頃。
自他共に認める大金持ち国家だった頃の娯楽映画。


そういう時代には、こんな豪快な男たちがたくさんいたのだなと思う。


法律、仲間、組織。
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いつかギラギラする日(1992年製作の映画)

4.8

やっぱりこういう映画は自分にはツボで、なんでツボなのか考えたところで答えは出ないのだけれど、無理矢理答えを出すとすれば、人間の業を全面的に肯定してくれるような物語だからだと思う。

そして、この映画が
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勝手にしやがれ(1959年製作の映画)

4.8

「映画はすべてのもののアンサンブルでありうる。
映画は音楽と同じやり方で組み立てられた絵画である。
ただ単に見つめればいい。自分の見たものを寄せ集めればいい。」
ジャン=リュック=ゴダール


ゴダー
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Kids Return キッズ・リターン(1996年製作の映画)

5.0

再見したので、再投稿させていただきます。


この映画は、自分の中で元気が無くなった時に観る特別な映画だ。
なぜこの映画を観ると元気が出るのかは、正直わからない。
しかし、一つだけはっきりした理由があ
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許されざる者(1992年製作の映画)

4.5

グラン・トリノを見た時も思ったのだけれど、クリントイーストウッドという映画作家は徹底して「殺すな」というメッセージを込めた映画を撮っているように思う。


この映画では、「殺すな」というメッセージが肥
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.8



戦後日本の無秩序の中の混沌は、ヤクザという組織に戦後日本の縮図として顕在化した。


私には戦争という暴力が終わり、社会が新しい暴力を求めているように見えた。
新しい暴力は、社会から虐げられた人々
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岸和田少年愚連隊(1996年製作の映画)

4.5

暴力!暴力!暴力!
青春の行き場のないエネルギー。
居心地の悪さ。
このままでいるわけにはいかないけれど、変わることもできない。
それでも、反発してたい。
反抗心のない人間はクズだ。
エンドロールの寂
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ミラーズ・クロッシング(1990年製作の映画)

4.8

人生というのは、計画通りに進まないものだということを痛烈に感じさせられる映画だった。


主人公が、マフィアの世界に生きていく上で必要だと考えたのは、銃の扱いでもなく、腕っ節の強さでもなく、忠誠心の強
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

4.5

走る映画が好きだ。
生きろ。命を燃やせ!
そんな感じがして。

何かに追われるような不安や恐れ。
誰にでもある。
すごく好きこの映画。

希望のかなた(2017年製作の映画)

4.8

見て見ないふり。
知らんぷり。
無かったことに。

人間が一番得意なこと。
ある種の防衛本能。
自分が傷つきたくないから、知ってることを知らないことにする。

そんな残酷なことを、暖かく、それでいて乾
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.5

たくさん人が死んだ。
どっちが善でどっちが悪なのか、途中からわからなくなる。

盲目的に警察は善と決めつけている世界の異常性。

それをしっかり見つめなくてはいけない。

そして、この映画を見て「アン
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