ヒューマンミステリーの佳品です。
湊かなえの『往復書簡』を脚色した映画。
吉永小百合主演。
北海道の礼文島の景色が叙情誘います。
礼文島は、稚内の西にある離島です。
仕事と観光で何回かうかがいました。
島のうにがまた一味違う。
絶品でした!
主人公の川島はる(吉永小百合)は、かつて礼文島の小学校の教師を勤めていた。
はるは、6人の児童のそれぞれ歌の才能を見出し、合唱を指導する。
礼文島を離れた後、図書館の職を得ていたが、最近定年退職したばかり。
そんな折、教え子の1人が殺人を犯したという報を聞く。
とるものとりあえず、礼文島を訪ね、6人に会って事情を聞こうとする…
主人公が教え子たちに会う過程で、
はるはなぜ島を出たのか、
この20年に何があったのか?
子どもたちがどんな人生を歩んだのか、次第に明らかになっていきます。
そして、はるが島にいた当時の児童転落事件、はるの夫の事故死の謎も大人になった子ども達は感知します。
ラスト、雪降るなか校舎での再会場面に心動かされました。
成人した教え子たち、キャストが豪華でしたね。
6人の生徒を、満島ひかり、勝地涼、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平、森山未來が演じています。