イワシ

胸に輝く星のイワシのレビュー・感想・評価

胸に輝く星(1957年製作の映画)
3.8
見事なパンフォーカスのおかげで保安官事務所の内側から外にいる人々の様子がつぶさに見て取れるのだが、特に凄いのがクライマックス直前の事務所内の場面。日除けを全て下ろし不安げなアンソニー・パーキンスと彼を見守るヘンリー・フォンダ、彼らが体感する長い時間がサスペンスを生み(牢に入れられた犯罪者の兄弟ーー兄の方はリー・ヴァン・クリーフだ、が自分たちをリンチしようとする住民たちが集まる酒場を見やるシーンがクロスカッティングされる)、そしてそんな時間そのものを破るかのように窓が唐突に破られる。

ここぞというときに挿入されるバストショットも良かった。
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